『書』(1974年/戸田金作)
篆書、隷書、草書、行書、漢字かな交じり……
次々と現れる書道の達人と華麗なる筆捌き!
まるで書道版「死亡遊戯」!
『懐石料理 その心と作法』(1976年/重森貝崙)
懐石料理……それは客と主人の連携プレイ!
(「プレー」ではなく)
『わたしの見つけた小麦粉』(1978年/岡田道仁&福田克彦)
小麦を石で砕いたり臼で挽いたりして
13時間後にようやくウドンにありつける家庭科の授業!
『木組・銅葺・漆喰壁』(1981年/堤哲朗)
寄せ木細工のように出現するお寺の本堂……
まさにDIYな建築記録映画!
『姫路城』(1965年/上野耕三)
巧みな築城設計を歯切れの良いカット割とアングルで
切り取っていく心地よさ!
『報道マスコミと真実』(1966年/榊原武男)
40年前のメディア・リテラシー企画!
『鬼すべ』(1983年/野崎健輔)
太宰府天満宮の節分神事保存用マニュアル映画!
フィルムで伝承「鬼は外」!
『マヨネーズ物語』(1977年/清本隆男&和田誠)
和田誠イラスト&ソングで楽しむキユーピーの工場見学映画。
無人で作業が進められる「割卵室」がカッコイイ!
別格1:はだかの王様(1964年/高橋典&寺山修司)
劇団四季子ども向けミュージカル公演の映画版。
CMの巨匠がモダンに演出した「スタジオ演劇」!
別格2:婚前教育のすすめ(1965年/上砂有弘)
「あるべき婚前交際」を学ぶお節介系教育映画。
薄倖のヒロインを見つめる作者の微妙な説教エロ視点がたまりません!
別格3:蓮如とその母(1981年/川本喜八郎)
「実写じゃ無理だから」と頼まれた無謀な長編人形アニメ時代劇!
効率的な画面処理を工夫した川本監督に拍手!
それでは皆さま、よいお年をお迎えください。