1964年 作詞:阪田寛夫 作曲:大中恩
歌:OMC(OSAKA MEN'S CHORUS)
♪こんやは二時間も待ったに なんで来てくれなんだのか
おれはほんまにつらい
あんまりつらいから 関西線にとびこんで死にたいわ
そやけどあんたをうらみはせんで
あんたはやさしいて ええひとやから
ころしたりせえへん 死ぬのんはわしの方や
あんたは心がまっすぐして おれは大まがり
さりながら わいのむねに穴あいて
風がすかすか抜けよんねん
つべとうて くるしいて
まるでろうやにほりこまれて
電気ぱちんと消されたみたいや
♪ほんまに切ない お月さん
お月さん やて あほうなことを云いました
さいなら わしゃもうあかへん
死ないでおれへん 電車がええのや
ガーッときたら ギョキッと首がこんころぶわ
そやけど むかしから
女に二時間待たされてからて
死んだ男がおるやろか
それを思うとはずかしい
(男声合唱組曲「わが歳月」より)
- 作者: 阪田寛夫,伊藤英治
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