「ひよっこ」待機・集団就職映像アーカイブス。

shimizu43102017-03-19

連続テレビ小説ひよっこ
2017年4月3日(月)スタート
集団就職で上京した“金の卵”ヒロイン・谷田部みね子が、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/

……ということで、集団就職を描いた映像を調べてみました。


■1957年――――――――――――――――――――

倖せ配達します
1957年 29分 旺映社=北欧映画 企画/貯蓄増強中央委員会 監督/佐藤武 日置克 [都立多摩図書館 多C0057]
集団就職で都会に働く少年が、田舎の姉の結婚祝いにと小遣いをためて、ハンドバックをプレゼントする。暖かい姉弟愛の物語。


■1958年――――――――――――――――――――

毎日世界ニュース 第346号「週間話題 ふみ出した社会への道」
1958/04/02 [放送ライブラリー]
学窓を巣立ったばかりの中学卒業生たちが、東京に集団就職して来た。温かく迎えられて、仕事の手ほどきを受けながら、新しい門出にみんな一所懸命だ。

毎日世界ニュース 第368号「集団就職その後」
1958/09/03 [放送ライブラリー]
1958年8月30日、私たち集団就職した少年少女の激励会が開かれた。朝早くから行商に出る豆腐屋の健ちゃん。配達に忙しい米屋の精ちゃん。肉屋で働く隣村の民ちゃん。夜遅くまで熱い釜に取り組むパン屋の哲ちゃん。みんなこの1年頑張ってどうやら仕事も板について来た。

一粒の麦
1958年9月14日公開 大映東京 監督/吉村公三郎 脚本/千葉茂樹 新藤兼人 [DVD]
地方の中学を卒業して東京に集団就職する少年少女たちと、彼らを見守る教師の姿を描いたもの。福島駅を臨時編成の集団就職列車が出発した。この中には平田中学の井上先生(菅原謙二)に引率された生徒達が乗っていた。彼等は上野駅に着き、職安の係員によって各雇主に引渡された。渡辺梅夫(高島稔)はそば屋へ、新井香代(田中三津子)は大沼病院、西山強(木下雅弘)は須山自動車修理工場、小原実(中根勇)遠藤次男(杉本五十八)吉岡権三(松山英太郎)の三人は鉄工場へ、坂田四郎(小林信介)と斎藤誠(金沢義彦)はガラス工場、小泉夕子(安城啓子)谷本明子(肥山昭枝)道田かつ(如月敏子)は浜松の織物工場へ、それぞれ就職していった。

■1959年――――――――――――――――――――

ニュースを追って「集団就職一年生」
1959/04/04 NHK

学校放送 中学校「職業と家庭―中小企業―(商店集団就職)」
1959/04/12 NHK

テレビ婦人の時間「婦人学級―集団就職したこどもたち―(商店の主婦と店員)」
1959/12/16 NHK

学校放送 中学校「職業と家庭―集団就職生のその後―」
1959/12/22 NHK

毎日ニュース「希望訪問 巣立ち」
1950年代後半 [YouTube]
磐梯山の雪が解けると、ここ福島県喜多方地方の中学も卒業式。卒業生の4分の1が、明日は故郷を捨てて東京へ集団就職するこの中学では、一際胸に迫る「蛍の光」です。

岡山県ニュース「希望に燃えて 県外への就職」
1950年代後半 山陽映画 [YouTube]
今年の春、県下の中学を卒業してすぐ就職を希望する者が9,000人もいます。3月28日、津山駅に集まった美作方面の約300人が、汽車で阪神地方に集団赴任することになりました。

岡山県ニュース「集団就職 その後(児島)」
1950年代後半 山陽映画 [YouTube]
学生服の町・児島市では、5月24日、今年の春中学校を卒業して、この町の工場に集団就職した2000人余りの若い働く人たちのために、盛大な歓迎会が開かれ、市長さんから激励の言葉が送られ、記念品が渡されました。この人たちは四国・中国・九州と、遠い地方からこの町に就職してきたので、お国自慢の郷土芸能は見事なものです。

岡山県ニュース「集団就職 どっと機業地へ(児島)」
1950年代後半 山陽映画 [YouTube]
就職シーズンの春を迎えて、今年も県外から就職者がどっと岡山県にやって来ました。中学・高校の卒業者あわせておよそ2,500人。その就職先のほとんどは、児島市や井原市などの機業地です。この日、元気いっぱいに岡山入りしたのは、山口県の中学を卒業した544人です。一行は倉敷駅から何台ものバスを連ねて児島市に向かいます。

働きに来た少女
1950年代後半 3巻 東京テレビ映画 [都立多摩図書館 C0008]
集団就職で東京に来た少女がいきなり都会にほうり出され、いろいろな事柄にまごつきながらも成長していく姿を描く。


■1960年――――――――――――――――――――

希望に生きる「ふるさと離れて―集団就職―」
1960/04/06 NHK

毎日世界ニュース 第453号「新人を鍛えろ」
1960/04/06 [放送ライブラリー]
はるばる海を渡って、沖縄から73名の中学卒業生が東京に集団就職した。早速工場を見学、胸をふくらませて、新しく社会人の仲間入りをすることになったのである。

東京のこだま「働く青少年にきく 若い根っこの会・その後」
1960/09/18 NET 出演/早川元二 [都立多摩図書館 K0077]
地方から上京して住み込みで都内各地の商店や家庭で働く少年少女たちのサークル「若い根っこの会」の生活と意見をきいてみる。

嵐の中の若者たち
1960年10月5日公開 第二東映東京 監督/伊賀山正光 脚本/押川国秋
原作は加藤日出男の「友情行進曲」。ある町内に集団就職した若者たちの集まり「根ッ子の会」の面々は、酒屋の店員で会のリーダー大吉(山田真二)、その恋人・花屋の弘子(峰博子)、栗城病院の娘・洋子(北原しげみ)、看護婦の美也子(阿久津克子)、豆腐屋の店員・信太郎(岡本四郎)などで真面目な若者たちである。

静岡県政ニュース「働く若もの」
1960年 静岡県 [YouTube]
店員さんたちはみんな若さに溢れ、活気に満ち、常に笑顔を忘れません。だが、こうした明るい表情の裏に、お客さまにはわからない苦労をたくさん抱えています。午前5時半、彼らの一日が始まります。県民会館では去年の暮れ、県下の働く青年たちの生活の声を集めましたが、その中にはいくつかの暗い青春が見られました。

東京テレビだより No.15「東京に就職して三週間」
1960年頃 10分 東京都映画協会 [都立多摩図書館 T0015]
希望を抱いて毎年上京する集団就職の子供たち。

東京カメラある記「就職して一年」
1960年頃 10分 東京都映画協会 [都立多摩図書館 T0064]
東京に集団就職して来た人達は一年後どのように変っただろうか。

岡山県ニュース「県外からどっと学卒集団就職―倉敷・児島―」
1960年代前半 山陽映画 [YouTube]
暖かい春風とともに、今年もまた集団就職のシーズンがやって来ました。今年県内の縫製工場や織物工場に就職する、県外の中学卒業生はおよそ2,900名です。遠くは沖縄、鹿児島など、西日本各地から続々、集団で赴任しています。児島市の下津井港へ、船で到着した子どもたち。どの顔も新しい門出に緊張した面持ちです。


■1961年――――――――――――――――――――

サンヨーテレビ劇場「集団就職
1961/02/24 TBS 原作/遠藤周作 脚本・演出/真船禎 出演/原保美、奈良岡朋子

婦人の話題「集団就職
1961/03/20 NHK総合 出演/佐藤忠男

警察日記 ブタ箱は満員
1961年3月27日公開 日活 監督/若杉光夫 脚本/川崎俊祐 青山民雄
東北の小さな町の警察署。集団就職したはずのヨシエ(吉永小百合)たちがションボリ帰って来た。ヨシエは同級生の花川巡査(沢本忠雄)に、「給料千円で御飯も少し、朝から晩まで働かされるのよ……」と訴える。

希望に生きる「強く育ったお山の子―集団就職その後―」
1961/03/29 NHK総合

ニュースを追って「集団就職のゆくえ」
1961/04/02 NHK総合

日本縦断(第1回)鹿児島
1961/04/05 NHK総合 [放送ライブラリー]
雄大な姿で鹿児島のシンボルともなっている桜島を導入とし、灰に代表される負の面と温泉観光などの陽の面を伝える。また離島問題、旧藩主島津家の遺産、集団就職などの話題を紹介。

町から村から 群馬県だより「今年の集団就職から」
1961/04/27 NHK総合

日本の素顔(第174回)「若い根っこ」
1961/07/16 NHK総合


■1962年――――――――――――――――――――

大毎ニュース 第556号「就職おめでとう」
1962/03/21 [放送ライブラリー]
春まだ遠い蔵王山の麓、宮城県の湯の原中学校では今年巣立った子供達が集団就職で東京を出発した。通いなれた学窓に別れを告げ2mもの雪の中を両親や家族の人々に見送られた。夜の白石駅で、宮城県下から集まった600名の集団就職第一陣に加わり、3月18日に朝もやの上野駅に到着した。

毎日ニュース 第381号「希望訪問 集団就職
1962/03/21 [YouTube]
壮行会で父母と食事をする集団就職の中学卒業生たち。雪の降る仙台駅ではいつまでも名残を惜しみます。希望と不安を胸に、見知らぬ土地へ就職してゆくのです。夜明け、やっと東京に着きました。栃木県からもバスを連ねて東京へ。しかしこの県では人手不足のところを都会にどっと取られたため、逆によその県から迎え入れる工場まで現れました。

毎日ニュース 第381号「希望訪問 集団就職
1962/03/21 4分 毎日映画社 [YouTube]
www.youtube.com

時の表情「故郷はなれて1カ月―集団就職者のその後―」
1962/04/17 NHK総合

テレビ指定席「若ものたち」
1962/06/16 NHK総合 演出/小野田嘉幹 脚本/新藤兼人
出演/長谷川明男、日色ともゑ [NHK]
集団就職で東京に働きに出てきた若者たちの世界を、仕事の悩みや仲間同士の交流、恋愛などを通して描いたドラマ。達夫は職人気質の厳しい親方の下で働く見習い工。仕事に行き詰まりを感じていた。「若い根っこの会」に出入りして同世代の仲間に出会い、染物工場で働く民子と心を通わせるようになった。そして新しい職場を求めるようになっていく…。

九ちゃん音頭
1962年7月1日公開 松竹大船 監督/市村泰一 脚本/山田洋次 不破三雄 [DVD]
坂本九のヒット曲「九ちゃん音頭」の映画化。海野一八(坂本九)は漁師の伜だが、故郷に母と幼い弟妹を残して上京、郊外の駅近くにある八百屋の店員になった。一八の妹・清子(渡辺トモコ)は集団就職で上京し、化粧品工場の女工となる。

希望のまち(1962年版)
1962年 19分 浜松市広報課 [YouTube]
市内や周辺の観光地を紹介し、浜松への就職を斡旋する。

団地物語「しあわせ配達」
1962年 15分 北欧映画 監督/中川順夫
東北の田舎から集団就職したクリーニング屋の小僧は、まだ商売の要領も分らず、その上、口べたでお世辞が云えず、同業者仲間からは馬鹿にされ、団地のお得意は次々と減っていった。だが、彼には他の同業者仲間が持ち合わせていない素直さと誠意があって……。

日本発見 東京都(未放送版)
1962年 29分 NET=岩波映画 演出/土本典昭
都道府県の地理・歴史・文化を紹介するシリーズ。上京した労働者をモチーフにした土本版「東京都」はお蔵入りに。
[DVD](「記録映画アーカイブ2 戦後復興から高度成長へ」付録)


■1963年――――――――――――――――――――

若い広場「集団就職その後」
1963/03/23 NHK教育

時の表情「はじまった集団就職
1963/03/26 NHK総合

鉄道公安36号(第18回)大仏さまが婿にくる
1963/10/02 東映/NET 脚本/真弓典正 監督/永野靖忠 出演/影山泉、梶健司
渡辺庄松(久松春二)の息子、庄一(石川竜二)は父の奇禍の報を受けて集団就職先の岡崎から帰る途中、切符をなくして東京駅の公安室に引っ張られる。

天からもらった場所で
1963/10/18 NHK名古屋 作/岩間芳樹 演出/遠藤利男 出演/島かおり、桑山正一
芸術祭参加作品。中小企業に集団就職した少年少女たちの、希望と現実の間で、たくましく生きる姿をつづる。

サンヨーテレビ劇場「子機」
1963/11/10 CBC 脚本/高橋玄洋 演出/伊藤隆 出演/伴淳三郎、町田博子、弓恵子 [放送ライブラリー]
「子機(こばた)」とは下請けの役割を果す零細な工場。織物の町として全国に名高い愛知県一宮市。地方から集団就職でやって来た女子工員たちの日々を描く。そこには「織姫」という優雅な呼び名とはうらはらの、悪条件にもめげず懸命に青春を生きる姿があった。

あすへの歩み「ふるさとはなれて―集団就職の少年たち―」
1963/11/18 NHK総合

判決(1)(第60回)仔羊はいつの日帰る
1963/12/04 NET 作/生田直親 演出/八橋卓 出演/仲谷昇南風洋子、松岡紀公子
福島の山奥から集団就職で上京、クリーニング店に住み込んでいた伊藤イネ子(松岡紀公子)は、レジの売り上げ金15,000円を奪って鑑別所へ回された。家裁でイネ子は、その金を遊興費に使ったと述べた。しかし、付添人である久保は、彼女の母親からの手紙を証拠に、イネ子の犯行の動機は物ほしさからではなく、貧しい実家への送金に迫られたためだと力説した。

あなたの職場
1963年 28分 記録映画社 企画/八王子織物工業 監督/小泉修吉
織物の町・八王子に集団就職した少女たちが色々な事を経験しながら、一人前に成長していく姿を描く。

太陽は明日もまた
1963年 30分 日活 企画/大蔵省銀行局 監督/江崎実生 出演/田代みどり [都立多摩図書館]
田舎の中学を卒業し、東京に集団就職した3人の若者を描いた貯蓄奨励PR映画。

東京カメラある記「定着補導員」
1963年頃 13分 東京都映画協会 [都立多摩図書館 T0174]
都内に働きに来た集団就職の子供たち、ホームシックや最初の条件と違っていたりで郷里へ帰ったり転職したりが少なくない。また他の事業所にスカウトされたりもする。落ち着いて仕事につけるように子供達と経営者の間をとりもつ定着補導員の仕事を紹介。


■1964年――――――――――――――――――――

われら10代「ぼくら集団就職一年生」 
1964/02/02 NHK教育

大毎ニュース 第656号「町から村から 東京招待旅行―青森県・東京都―」
1964/02/19 [放送ライブラリー]
雪深い青森県八戸市是川の農家に、東京で働いている子供たちから嬉しい手紙が届いた思いもかけぬ東京見物への招待状。8年前、八戸市から集団就職の第1号として上京した新山君をリーダーに、是川中学校の同窓生27人は、故郷を忘れないようにと「清流会」というグループを作った。

わたしたちの進路(中学校)「集団就職
1964/03/02 NHK教育

東京パトロール集団就職一か月」 
1964/04/17 NHK総合

風と樹と空と
1964年7月12日公開 日活 監督/松尾昭典 脚本/三木克巳 [DVD]
石坂洋次郎の小説を映画化。沢田多喜子(吉永小百合)は集団就職の一員として、級友の新二郎(浜田光夫)、武雄(和田浩治)、信子(平山こはる)、かね子(安田道代)らと共に上京し、安川家のお手伝いさんとなる。

時の表情「集団就職の落穂」
1964/11/27 NHK総合

おふくろの家
1964年 33分 東映教育映画部 監督/黒川義博 [都立多摩図書館 C0111]
集団就職で商店街に働く店員の非行化防止のために、子弟を送り出す農村の母親たちと商店主側との結びつきから、いこいの場「おふくろの家」ができるまで。

東京の空の下
1964年 27分 記録映画社 企画/貯蓄増強中央委員会 監督/上野耕三 道林一郎 田部純正
東京へ集団就職して来た青森県八戸市是川中学出身者によって作られた「清流会」の会員たちが、少ない給料から貯金をして、故郷の両親を東京へ呼んで喜ばせようとした数々の体験談や苦労話を、ドキュメンタリー風に描いたもの。

東京レポート「集団就職 その後の少年少女たち」
1964年頃 13分 東京都映画協会 [都立多摩図書館 T0229]
求人難によって、地方から東京へ集団就職してくる少年達が増えている。これらの少年少女の中にはホームシックや就職先に対する不満から転職したり、離職する者が少なくない。定着補導員は、就職先を歩いて、少年達の相談相手になっている。


■1965年――――――――――――――――――――

時の表情「集団就職の谷間―職場を離脱する子どもたち―」
1965/03/26 NHK総合

教養特集「集団就職
1965/06/21 NHK教育

町から村から カメラ訪問(栃木)「集団就職の織り姫〜足利市〜」
1965/07/30 NHK総合

白い朝
1965年 29分 にんじんくらぶ 監督/勅使河原宏 脚本/安部公房 出演/入江美樹 [DVD]
4ヶ国合作オムニバス「思春期 La Fleur de l'âge」日本編。パン工場で働く16歳のアコを主人公に描く、60年代の青春。


■1966年――――――――――――――――――――

あすへの歩み「新しく来る友へ〜集団就職シーズンを前に〜」
1966/02/20 NHK総合

われら10代「集団就職―東京3年―」
1966/02/27 NHK教育 出演/岩手県九戸郡野田村立野田中学校卒業生

若い広場「上京第1歩―集団就職の若者たち―」
1966/04/02 NHK教育

町から村から 関東パトロール(神奈川)「集団就職から40日」
1966/05/10 NHK総合

カメラリポート「ふるさとの3日間―帰省した集団就職者たち―」
1966/08/18 NHK総合

ある人生「親父どん」
1966/10/29 NHK総合 [NHK公開ライブラリー]
鹿児島県の中学校を卒業した女性たちが、名古屋に集団就職した。親代わりを務める県人会の福留さんの悪戦苦闘ぶりと女性たちとの日々を通して、都会側から農村の実情を垣間見る。

町から村から 関東風土記(埼玉)「とし子さんの一日―集団就職 その後―」
1966/11/07 NHK総合


■1967年――――――――――――――――――――

こんにちは奥さん「集団就職の子ら〜宮城県加美郡色麻村色麻中学校から中継〜」
1967/03/09 NHK総合

ドキュメンタリー「糸くずの歌―集団就職1年の記録―」
1967/03/19 NHK総合

真夜中の青春
1967/03/25 NHK総合 脚本/瀬川昌治 演出/岡崎栄 出演/姿美千子、信欣三
集団就職で上京した若い男女が、あるデートの日に、殺人事件に巻き込まれてしまう。

大毎ニュース 第818号「今日の群像 集団就職
1967/03/29 [放送ライブラリー]
桜島をのぞむ鹿児島から、今年も集団就職第1陣が出発する。中学卒業生ばかり350人を乗せた就職専用列車は、希望と不安を乗せて一路東京へ。今年は中学卒業生はひっぱりだこ。通信機の会社では、デラックスな寮を新築して一行を迎え入れた。

現代の映像「前掛けと青春」
1967/04/21 NHK総合 演出/太田一夫 [NHK公開ライブラリー]
東京・新宿の総合食料品店で、毎年店員同士が結婚し独立する「のれんわけ」。地方の若者たちの独り立ちを取材。

カメラリポート「車椅子の集団就職
1967/05/30 NHK総合

カメラリポート「集団就職者と方言」
1967/06/07 NHK総合 出演/無着成恭

中日ニュース No.700 3「離職の季節(東京)」
1967/06 中日映画社 [YouTube]
今年中学を卒業した少年たちが、東京で職に就いてから3か月。そろそろ仕事にも慣れてきました。しかし集団就職で状況する16万人の少年のうち、4分の1が職場を離れています。近年、盛り場で補導される少年たちの中に、仕事が嫌になったという者が増えてきました。

和賀郡和賀町 1967年夏
1967/11/01 NHK総合 演出/工藤敏樹 [NHK公開ライブラリー][放送ライブラリー]
岩手県の穀倉地帯。お盆には集団就職者や出稼ぎ者が帰ってきて、人が一番集まる。町の人々の生活をとらえ、現代の農村の縮図を描く。

詩をつくる工場 働く仲間のうた
1967/11/23 NHK総合 [NHK公開ライブラリー]
1965年、愛知県の働く若者たちの手で「詩をつくる工場」というガリ版刷りの詩集が生まれた。2年経って仲間は100人を超えた。工員、保母、紡績工、ラーメン屋の店員など職業も様々。仲間同士のカップルも初めて誕生した。小さな詩集に綴られた彼らの詩を通して、働く若者たちの本音と群像を描く。

NHK劇場「泣くもんか二郎」
1967/12/28 NHK大阪 脚本/中島貞夫 演出/土居原作郎 出演/松山省二、左時枝
集団就職で九州から大阪へやって来た兄弟の、にがい青春を鮮烈に描く。

ふるさと
1967年 27分 北欧映画 企画/自治省 監督/吉田功
集団就職した青年たちと、農業改革のために立候補した彼らの先生のふるさとへの愛情を通して、選挙違反の重大さを訴える。


■1968年――――――――――――――――――――

テレビサロン「この人このグループ NO.12 集団就職
1968/03/29 14分 愛知県/名古屋テレビ [YouTube]
www.youtube.com

中日ニュース No.0741_3「ようこそ集団就職
1968/04 中日映画社 [YouTube]
空からやって来た集団就職の若者たち。ある大手電機メーカーでは、就職者を飛行機で迎えました。遠方へ遠方へと求人の手は拡がり、沖縄から東京へ、今年は約1,000人がやって来ました。

カメラリポート「ミシンと精米機―結ばれた集団就職の2人―」
1968/05/14 NHK総合

初恋・地獄篇
1968年5月25日公開 ATG 監督/羽仁進 脚本/寺山修司 羽仁進 [DVD]
彫金師の手伝いをして暮らすシュン(高橋章夫)は、集団就職で上京した後、いまヌードモデルをやっているナナミ(石井くに子)と出会う。二人は一軒の安ホテルで抱きあうが、初めての経験でシュンは当惑するばかり……。

こんにちは奥さん「集団就職その母と子」
1968/10/24 NHK総合

こんにちは奥さん「集団就職―担当教師と指導員―」
1968/10/25 NHK総合

希望のまち(1968年版)
1968年 25分 浜松市 [YouTube]
地方から浜松に就職した若者の生活の様子を紹介。

岐阜県のすがた「産業シリーズ1 希望にもえて」
1968年 9分 岐阜県 [YouTube]
工業都市として躍進を続ける大垣市の紡績工場に働く集団就職者の一日。
www.youtube.com


■1969年――――――――――――――――――――

こんにちは奥さん「集団就職して1年」
1969/01/25 NHK総合

若い広場「歳月―昭和38年度青森県下北郡大畑中学校集団就職者―」
1969/04/13 NHK教育

俺たちの荒野
1969年6月28日公開 東宝 監督/出目昌伸 脚本/重森孝子
哲也(黒沢年男)と純(東山敬司)は、集団就職で上京して以来の親友。野放図な哲也は渡米を夢みて稼ぐのに必死。バーのホステスのサチ(赤座美代子)と同棲しながら、昼は米軍基地に、夜はバーテンにと精力的に働いていた。一方、自動車工場に働く純は、基地の脇にある小さな荒地に、自分の城を建てることを夢見る純朴な青年。ある日、純はその荒地で、両親のいない少女・由希(酒井和歌子)と知り合う。

現代の映像「沖縄と本土の間―集団就職の記録―」
1969/09/26 NHK総合

木下恵介アワー「兄弟」
1969/10/21〜70/04/14(26回) 松竹=木下プロ/TBS 脚本/山田太一 監督/木下恵介 出演/津坂匡章あおい輝彦、秋山ゆり [放送ライブラリー]
田舎から集団就職で出てきた栗山京子は、雨の中で転んだ志沢順二に傘を指しかけた。順二は名前も言わずに去った京子に心ひかれる。

こんにちは奥さん「ひとりで迎えるお正月―集団就職の若者たち―」
1969/12/26 NHK総合

北風っ子
1969年 52分 若い根っこの会 原作/加藤日出男 監督/神谷吉彦 出演/森繁久彌 藤間紫 [都立多摩図書館 D0918]
上京した娘がお手伝いさんとして家に住み込むが、盗みの疑いで追い出される。なんとか魚屋に職を得て、周囲の若い仲間たちと心を通わせていく。


■1970年――――――――――――――――――――

ライオン奥様劇場「逢いみての」
1970/04/13〜06/05 フジ 出演/長内美那子、高城丈二
妹を養うために東京に集団就職した女が、花柳界に飛び込むメロドラマ。

高校生番長
1970年5月1日公開 大映東京 監督/帯盛迪彦 脚本/須崎勝弥
集団就職で上京した並木健太(小野川公三郎)は、自動車修理工場で働きながら夜は定時制高校に通う。登校した健太は机の中に一通の手紙をみつけた。それは全日制のクラス委員・坂井美穂(南美川洋子)からの、働きながら学ぶ健太たちへの激励の手紙だった。だが、健太の返書が昼間部と夜間部の間に衝撃的な事件を引き起すことになる……。

君が若者なら
1970年5月27日公開 新星映画社=文学座/松竹 監督/深作欣二 脚本/中島丈博 松本孝二 深作欣二 [DVD]
毎年上京してくる集団就職の若者たち。幼なじみの樋口喜久男(石立鉄男)と鈴木麻男(前田吟)は九州の炭坑出身。矢部清(河原崎長一郎)は佐渡の漁師の息子。吃音の北野竜次(峰岸徹)は北海道の開拓集落生まれ。井上一郎(林秀樹)は川崎の労働者の息子。五人がつとめていた町工場はあっけなくつぶれた。彼らはトラックを買い、五人で団結して独立することを誓い合うが……。

ドキュメンタリー「沖縄・東京―集団就職の1年―」
1970/07/03 NHK総合

新聞週間ドラマ「流砂の列島」
1970/10/23 NHK総合 脚本/佐々木守 演出/村上佑二 出演/夏八木勲頭師佳孝
一人の少年の死を追う記者が、流砂のごとく東京に流れ込む集団就職の実態にぶつかる。

裸の十九才
1970年10月31日公開 近代映協/東宝 監督/新藤兼人 脚本/新藤兼人 関功 松田昭三 [DVD]
山田道夫(原田大二郎)は4年前、希望に胸をふくらませ、北海道・網走から集団就職で上京したが、大都会の孤独に耐えきれず、勤め先のフルーツパーラーをやめた。それからの道夫は、勤め口を転々として、脱落の一途を辿る。道夫を支えるものは、かつて横須賀米軍基地から盗んだ、ずっしりと手応えのある拳銃だけだった……。

銀河ドラマ「求む人間」
1970/11/23〜12/04(10回) NHK総合 脚本/西塔勉 演出/加納守 小林安次 出演/松山省二、河原崎建三
集団就職で東京に出てきた若者二人の、奇妙な友情、彼らをとりまく下町の人情を描く。

コント55号 水前寺清子の 大勝負
1970年12月30日公開 松竹 監督/野村芳太郎 脚本/山根成之 砂山圭介 野村芳太郎 [DVD]
昭和29年、九州島原の炭坑町から集団就職で上京した粉田金市(萩本欽一)、片谷次郎(坂上二郎)、庄司澄子(長山藍子)。金市は床屋の小僧になったが大事な客を傷つけて追い出され、玩具工場に就職した次郎のもとへ転がり込んだところ、工場長が昼間の客とわかり、次郎もたちまちクビになってしまった。仕方なく二人はそば屋で働く澄子のもとに頼ったが、澄子は行方不明になってしまっていた……。

土岐市の新卒集団就職者が、どのような過程で技術を身につけ、職場になれていくかを紹介。
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■1971年――――――――――――――――――――

関東流れ者
1971年2月6日公開 日活 監督/小澤啓一 脚本/棚田吾郎 小椋正彦 [VHS]
昔気質に仁侠道を押通す立花組に拾われ、成長してきた滝村周次(渡哲也)。弟の洋(沖雅也)が中学を卒業し集団就職で上京してきたが、二人だけの祝いの席に、周次の舎弟分がとびこんできて……。

望郷
1971年3月20日公開 松竹 監督/大嶺俊順 脚本/宮崎晃
森進一のヒット曲「望郷」を映画化。松村友子(榊原るみ)は病床の父に姉・文江(三田佳子)を逢わせるため、津軽から夜汽車で東京に向かった。東京行きのもう一つの目的は集団就職した中学の同級生・相川道夫(森田健作)、鈴木清(石橋正次)、斎藤美代子(中川加奈)、水野和子(鈴木信子)らの消息を知ることだった。

男はつらいよ 奮闘篇
1971年4月28日公開 松竹 監督/山田洋次 脚本/山田洋次 朝間義隆 [DVD]
シリーズ第7作。春の越後を旅していた寅次郎(渥美清)は、集団就職に向かう少年と家族の姿を見て故郷を想い出し、東京・柴又に戻る。やがて寅次郎は、津軽から紡績工場へ出稼ぎに来た、頭は弱いが純真で可愛い少女・花子(榊原るみ)と知り合う。

悪の親衛隊
1971年11月10日公開 東映東京 脚本・監督/山口和彦
新宿で金バッチのために命を張るチンピラやくざ・江頭豊(渡瀬恒彦)。マリファナパーティーで幼友達のユリ子(范文雀)と逢った。彼女は集団就職で上京したが、東堂組に喰いものにされ転落していったのだ。豊は、ヤクと売春を強制されるユリ子を勇気づけ、東堂組から救いだす。


■1972年――――――――――――――――――――

16才の斗い
1972年 31分 国際企画
集団就職で上京した16才の少年が、大都会の生活になじめずに悩むが、孤独な都市生活には語り合える友が大切であることを感じ、その仲間づくりに生きがいを求めていく姿を描く。


■1973年――――――――――――――――――――

新宿ラブ・ホテル 週末(秘)天国
1973年9月12日公開 日活 監督/遠藤三郎 脚本/佐藤道雄
新宿の連れ込みホテルでの客と女中が織りなす喜劇。花園ホテルの「モンローの間」にやって来た若いアベック、明男とヒデ子(葉月かおる)。二人は集団就職でやってきて、間もなく結婚する仲で……。

野良犬
1973年9月29日公開 松竹 監督/森崎東 脚本/一色爆 [VHS]
黒澤明『野良犬』(1949)の再映画化。真夏の夜、ピストルを奪われた若い刑事・村上(渡哲也)は犯人探しに奔走する。やがて捜査線上に、集団就職で沖縄から本土に来た若者たち、大城朱実(中島真智子)、比嘉清輝(志垣太郎)、具志竪哲(上原守次)、宮里陸(安座間政吉)、謝花勝紀(山城春芳)、新里純(内田喜郎)、鈴木史男(粕谷正治)が浮上し……。

野良犬 [VHS]

野良犬 [VHS]

  • 松竹ホームビデオ
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東芝日曜劇場(第888回)「聖夜」
1973/12/16 HBC 北海道放送 脚本/倉本聰 演出/長沼修 出演/小倉一郎仁科明子 [放送ライブラリー]
集団就職で札幌に移り、クリーニング店で働く青年(小倉一郎)は、以前から恋人(仁科明子)へのクリスマスプレゼントに決めていた白いブーツを買いに行く途中で、暴漢に財布を奪われてしまい、彼女の待つ約束の場所にも行けず途方に暮れる。

なつかしが「1973年の就職列車」
1973年/2020年 2分 BBCびわ湖放送 [YouTube]
レトロな大津駅に横断幕。各地から滋賀の地に訪れるまだあどけない様子の若者たち。
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■1974年――――――――――――――――――――

集団就職前夜
1974/03/24 NHK総合 出演/上條恒彦、前田敏行

水曜ホーム劇場「みちくさ」
1974/04/03〜06/26 フジ 脚本/杉山義法 演出/澤井謙爾 出演/あおい輝彦、水谷豊
中学卒業後、集団就職した青年と、開業医の父に反発している青年を通して家族の在り方を考える。


■1975年――――――――――――――――――――

略称連続射殺魔
1975年1月31日公開 監督/足立正生 制作/佐々木守ほか
昭和44年に製作されたまま、公開されることのなかった幻の風景映画。正式なタイトルは「去年の秋 四つの都市で同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった 今年の春 十九歳の少年が逮捕された 彼は連続射殺魔とよばれた」である。彼とは、勿論あの永山則夫だ。

ドキュメンタリー「最後の集団就職列車」
1975/03/28 NHK総合 [NHK公開ライブラリー]
1975年3月に盛岡駅を出発した最後の集団就職列車から、都会に出た若者達の軌跡を辿る。20年間に76本が運行され、計4万6800人の若者を都会へと運んだ。

若い広場「500日の軌跡―集団就職その後―」
1975/09/21 NHK教育

青春トルコ日記 処女すべり
1975年4月19日公開 東映東京 監督/野田幸男 脚本/山本英明 松本功 野田幸男
裸一貫で勝負する風俗嬢たちのバイタリティあふれる生活を描く。青森の片田舎から集団就職で東京にやって来たクラ子(山川レイカ)は、初めは電器工場に勤めたが不良工員に乱暴されたため、キャバレーのホステスになり、やがて横浜のトルコ風呂で働くようになった。

ゆけゆけマイトガイ 性春の悶々
1975年11月14日公開 監督/井筒和生 脚本/井筒和生 松岡一利 [DVD]
昭和36年、関西のある地方都市。ケンジ(三上寛)たち三人の少年が知り合った三人の少女。アツ子(茜ゆう子)トシ子(橘ルミ子)フクエ(工藤朗子)は、集団就職で田舎から出てきてこの町の紡績工場につとめている女工であったが、アツ子は女工をやめて喫茶店の女給をやっている。


■1976年――――――――――――――――――――

キンキンのルンペン大将
1976年4月24日公開 東映東京 監督/石井輝男 脚本/山崎巌 石井輝男
働き者で真面目だが失敗ばかりするため社会から落伍した中年男の悲哀を描く喜劇。ルンペンの仲間入りをした清十郎(愛川欽也)は、集団就職で上京したものの会社が倒産して途方に暮れている、同じ山形出身の白川秋子(坂口良子)と知り合った。


■1977年――――――――――――――――――――

日本人のへそ
1977年3月15日公開 ATG 監督/須川栄三 脚本/白坂依志夫 [DVD]
井上ひさしの戯曲を映画化したミュージカル喜劇。吃音矯正の告白劇に登場した、元浅草のストリッパー・ヘレン天津(緑魔子)。十年前の岩手。風景だけがやたらに美しい極貧の農村。中学生のヘレンは集団就職で東京へ出ることになったが……。

スタジオ102「19人の消息―集団就職8年―」
1977/06/09 NHK総合


■1978年――――――――――――――――――――

戻れない河
1978年7月1日公開 監督/竹島将 脚本/本庄純
豊(渡辺直樹)と恵子(大崎奈津子)は同郷で、共に集団就職で上京して来ていた。彼らの仲間達の多くは、職を転々とし、明日をも知れない生活を送っている。


■1979年――――――――――――――――――――

ルポルタージュにっぽん「約束の夏―集団就職5年の軌跡―」
1979/09/01 NHK総合 出演/上條恒彦


■1980年――――――――――――――――――――

あすの村づくり「証言・昭和農民史(3)集団就職と次三男〜熊本県須恵村〜」
1980/06/22 NHK教育


■1981年――――――――――――――――――――

団鬼六 OL縄奴隷
1981年1月23日公開 にっかつ 監督/藤井克彦 脚本/鈴木則文 [DVD]
集団就職で上京したクリーニング屋の店員・幹夫(島和廣)。配達先の銀行OL・君代(麻吹淳子)を誘拐し、それまでに受けた屈辱を一気にぶつけていく……。
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■1982年――――――――――――――――――――

ふるさとの証言「青森駅・昭和29年―最初の集団就職列車―」
1982/03/09 NHK教育


■1983年――――――――――――――――――――

オキナワの少年
1983年9月10日公開 パル企画/東宝 監督/新城卓 脚本/高際和雄 中田信一郎 新城卓
沖縄出身の東峰夫の小説を映画化。比嘉常雄(藤川一歩)は沖縄から集団就職で上京し、小さな製本会社に勤めたが一年も続かず、今は、子供の頃からの親友で大学へ通う石垣悟(内藤剛志)の下宿に居候している。


■1989年――――――――――――――――――――

NHK特集「“社長”になった金の卵たち〜岩手県上斗米地区・集団就職者30年の軌跡」
1989/02/17 NHK総合 構成/湯澤克彦 [放送ライブラリー]
昭和30年台に集団就職し、“金の卵”と呼ばれた中学生たちを追跡調査した結果、3分の1がなんらかの形で“社長”になっていることが明らかになった。学歴社会の中で必死にがんばった彼らの人生を追う。


■1991年――――――――――――――――――――

四万十川
1991年12月7日公開 ライトヴィジョン/ヘラルド・エース 監督/恩地日出夫 脚本/古田求 [DVD]
昭和30年代の高知県四万十川流域。小さな食料品店を営む山本家の主・秀男(小林薫)は出稼ぎ先で大怪我をして宇和島の病院へ入院することになり、長女の朝子(高橋かおり)は集団就職をやめて家へ残ることになる。


■1996年――――――――――――――――――――

ETV特集 高度成長を支えた人々は今(1)「鉄路果てしなく〜下北・集団就職者の記録」
1996/01/24 NHK教育


■1999年――――――――――――――――――――

日本極道史 野望の軍団
1999年1月16日公開 ミュージアム 監督/石原興 岩清水昌弘 脚本/橋場千晶 [DVD]
昭和30年代後半。中学時代、西条の浦上として鳴らした浦上龍二原田龍二)は、卒業後、貧しい実家の家計を助ける為に集団就職で愛媛から大阪の大倉工業へやって来た。「金の卵」と呼ばれ、もてはやされる集団就職者たち。しかしその言葉とは裏腹に、工場は彼らに人を人とは思わぬ重労働を強いるのであった。

鹿児島駅8時38分発 わが心の集団就職列車
1999年 47分 鹿児島テレビ 演出/森下修男
鹿児島県庁の倉庫から発見された1959年の映画『就職一年生』。出演した日吉町・吉利中学の卒業生たちのその後を追う。
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■2000年――――――――――――――――――――

火曜サスペンス劇場「地方記者立花陽介(15)能登輪島通信局」
2000/06/13 オセロット/日テレ 脚本/岡本克己 監督/吉川一義 出演/水谷豊、森口瑤子松山政路
石川・能登輪島通信局に赴任した新聞記者が、事件を追う中で集団就職で上京した男性の人生をたどる。


■2004年――――――――――――――――――――

NNNドキュメント'04「彼らは金の卵と呼ばれた」
2004/10/25 青森放送 演出/藤田恵美子 [放送ライブラリー]
1954年4月5日、全国初の集団就職列車が青森駅を出発、上野駅を目指した。当時、都市へ向かう若年労働者は“金の卵”と呼ばれて引っ張りだこ。日本の繁栄を担うと喧伝された。3人の“金の卵”たちの人生を追った。


■2005年――――――――――――――――――――

ALWAYS 三丁目の夕日
2005年11月5日公開 ロボット/東宝 監督/山崎貴 脚本/古沢良太 [DVD]
昭和33年、建設中の東京タワーを望む下町・夕日町三丁目。ある春の日、小さな自動車修理工場「鈴木オート」に、星野六子(堀北真希)と言う娘が集団就職で上京してきた。


■2006年――――――――――――――――――――

3年3組 51人の団塊たち
2006/11/22 青森放送 演出/藤田恵美子 [放送ライブラリー]
還暦を迎えた青森市立野脇中学校の卒業生51人。戦後復興・集団就職・高度経済成長期、学生運動オイルショックバブル崩壊と、戦後日本の激動をどう生きてきたのか。


■2009年――――――――――――――――――――

60歳のラブレター
2009年5月16日公開 松竹 監督/深川栄洋 脚本/古沢良太 [DVD]
長年連れ添ってきた3組の夫婦の思いを綴る。口げんかの絶えない魚屋夫婦、正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)。かつて光江は集団就職で上京、職場の先輩と追っかけをしていたコピーバンドのヴォーカル・正彦に口説かれ、一緒になった。

NHKアーカイブス集団就職列車 15歳の旅路」
2009/05/23 NHK総合
昭和29年4月、中学校を卒業したばかりの少年少女約600人を乗せて青森発上野行きの集団就職列車が走り始めた。以来、列車は21年間にわたって都会で不足する働き手として若者たちを送り続けた。いわゆる「金の卵」たちである。NHKに残る映像を元に、彼らのその後を訪ねる。

月曜ゴールデン「万引きGメン二階堂雪(18)緊急遺言〜集団就職の絆が招いた哀しき連続殺人」
2009/08/17 ユニオン映画/TBS 脚本/安井国穂 監督/津崎敏喜 出演/木の実ナナ、星由里子


■2012年――――――――――――――――――――

連続テレビ小説 梅ちゃん先生(第112回)「新しい家族」
2012/08/09 NHK総合 作/尾崎将也 演出/大原拓 出演/堀北真希 [DVD]
安岡製作所に「金の卵」がやってくる。佐藤光男(野村周平)15歳。青森から集団就職でやってきた、礼儀正しく好感のもてる少年だ。


■2014年――――――――――――――――――――

いわてアーカイブの旅(第47回)「集団就職
2014/03/14 IBC岩手放送 [YouTube]
3月は出会いと別れの季節。昭和40年代は、中学や高校を卒業したばかりの若者たちが、一斉に都会へと就職していく、いわゆる「集団就職」のピークでした。学校や地域ごとに集団で上京するにあたって、道中の安全のためにと編成されたのが、臨時夜行列車の「集団就職列車」。バスを用意して就職者を迎える企業もありました。


■2017年――――――――――――――――――――

いわてアーカイブの旅(第201回)「集団就職、県内が県外を上回る」
2017/03/10 IBC岩手放送 [YouTube]
昭和46年、中学校を卒業し、県外に就職する人たちを乗せた「集団就職列車」出発の様子です。この夜出発したのは、静岡や名古屋など中京地区へ行く列車と、京浜地区へ向かう列車の2本で、合わせておよそ1,460人がふるさとを離れました。


参考サイト
Movie Walker http://movie.walkerplus.com/
テレビドラマデータベース http://www.tvdrama-db.com/
放送ライブラリー http://www.bpcj.or.jp/
NHK番組表ヒストリー https://www.nhk.or.jp/archives/document/
映文連「作品登録」データベース http://www.eibunren.or.jp/database/
都立多摩図書館所蔵16ミリ映画目録累積版 http://www.library.metro.tokyo.jp/search/16m_film/tabid/126/Default.aspx