- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: コミック
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いきなりここから読み始めても面白い、
「人間形成決定期」モノの名作。
10巻の実質的な"主役"は土居くん→!
「THE いじめっ子」として登場以来、
主人公たちの「外側」の存在として
長いあいだ脇役を務めてきましたが、
8巻あたりから急激に台頭してきましたね。
「なんとなーく気になる」存在だから、
ちょっと話しかけてみよう……と思って
ついつい<自分の流儀>でアプローチしたら、
それは相手にとっては「いやがらせ」だった…
という「いじめっ子」タイプの宿命的なせつなさが、
92〜93ページの二鳥くん反撃後のこの表情↑に
見事に描かれていました。
「いじめっ子」的立場にある子のこういう内面って、
今まであまり描かれてこなかったんじゃないでしょうか。
土居くんの「(いじめっ子流)コミュニケーションの軌跡」として
シリーズを読み直すと、また新たな発見が??
そういえば土居くん、小学校時代にも
千葉さんの「キツい一言」で傷ついてたなあ……。
彼も"姉持つ弟"だし、それなりにナイーブなんだと再認識。
親近感が沸くキャラクターです(苦笑)