クチコミズム〜1・2月のベストテン!

shimizu43102010-03-06

▽テレビ
1.勤労女子ドキュメント カンテツな女
2.成人の日特集『時々おとなも迷々』
3.ドキュメント20min.『ひらけ!耳』
4.土曜プレミアム特別企画『神戸新聞の7日間
5.未公開映画を観るTV『Dear Zachary』
6.ハイビジョン特集『いのちの一滴いただいて〜漆と対話する職人たちの一年』
7.未公開映画を観るTV『The Yes Men Fix The World』
8.ETV特集裁判員へ〜元死刑囚・免田栄の旅』
9.未公開映画を観るTV『Not Quite Hollywood』
10.『未来は今〜10years old,14years after』(再放送)
and more:ザ・ノンフィクション『夜明けのラジオ』/歴史秘話ヒストリア『焼け跡とバウムクーヘン』/ノンフィクションW『幻の映画「岸のない河」〜監督・三國連太郎の再生』(再放送)/阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ『その街のこども』/NHKスペシャル無縁社会』/BS20周年『北京映画学院夢物語』/ETV特集『あるダムの履歴書』/BS20周年『証言でつづる現代史 ダッカ・ハイジャック事件』/ワンダフル東北『きっと弾ける〜大河原商業ギター部の6か月』/衛星映画劇場『映画の巨人 ジョン・フォード

「カンテツな女」、去年のパイロット版(コールセンター長のお話)の時はレギュラー化は難しいかな…?と思ったんですが、いざ始まってみると毎回引き込まれてしまいました。
各回の女性ディレクターがナレーションも担当している意味が結構大きくて、美容師さん、居酒屋店長さん、そして「寝たら最期」のトラック運転手さんなど、客観的に見てもかなりキツい状況(=今の女性にとっての現実)を、あえてポジティヴに語ってしまう、いわば「確信犯」的な演出に、うーむ、なるほどーと思ったりしました。
先週、過労死遺族の方々から「徹夜仕事を美談にしている」との理由で改善要求が出ましたが、この番組は美談として描いているのではなく、それぞれの女性の「日常」として描いていたに過ぎないと思います。どんな現実であってもそれは「日常」…というような、ちょっと突き抜けた番組姿勢でしたね。
たとえば、よくあるテレビ的な配慮として、「どうぞお身体お大事に…」みたいな一言を、さりげなく言えばよかったのかも知れないけど、取材者=語り手も一緒にカンテツですからね。取材者も「カンテツな女たち」ですから、他人事のようなコメントは言えないような気もしました。
というわけでこのシリーズ、かなり面白かったです。


映画はあまり見られなかったんですが、
上映やDVDで面白かった作品をメモしておきます(新作が全然ない……)

『セレベス 海軍報道班員の報告 記録版』(1944/秋元憲)
『休暇』(2008/門井肇)
『マイ・シネマトグラファー』(2004/マーク・ウェクスラー)
『歴史ドキュメント 桜田門外ノ変』(1993/鎌倉英也)
『九尾の狐と飛丸』(1968/八木晋一)
小澤征爾 "第九"を揮る』(1966/萩元晴彦)
『北白川こども風土記』(1960/小坂哲人)
『ようこそ宇宙人』(1966/岡本忠成)
『にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻』(1973/岡本喜八)
真珠湾攻撃』(1943/ジョン・フォードグレッグ・トーランド)