ビッグコミック1(ビッグコミックオリジナル増刊)最終号

時代歴史コミック、ビッグコミック1が休刊 - コミックナタリー

巻頭カラーが勝川克志先生の「ドクロ党の人々」→
というところが、この雑誌の頑固な個性でしたねー。
巻末の「のんき新聞」にも自嘲的に

「この人 一年に8ページしか描きませんから…(←笑うところ)」

とありますけど、毎回4ページの連載で
しかも一年で2〜3回しか刊行されないという、
とても21世紀の出来事とは思えないようなペース。
ただ、「時代歴史コミック誌」という性格上、
武本サブロー・甲良幹二朗・神江里見
一ノ関圭ほんまりう谷口ジローなどなど、
物語も平均年齢もハイブロウになりがちな誌面の
「入口」として、得難い存在になっていたと思います。
そんなわけで、勝川先生とグルになって(?)
同人誌色を強く出した佐藤敏章編集長の方針が好きでした。
(各社各誌の歴代「手塚番」編集者にインタビューする
 『神様の伴走者』も好企画でしたね…単行本化熱望!)
なんにせよ、小学館の老舗ブランドの谷間に
ささやかに咲いた一輪の白百合として(←大袈裟)
足かけ8年の歴史を忘れないでおきます。
おつかれさまでした〜。
(勝川先生の新連載もどこかの雑誌にぜひ!)


少年幻燈館 (ビッグコミックススペシャル)

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