短篇調査団 (83)寺山の巻

書を捨てよ町へ出よう2本立(計112分)
2009年2月11日(水・祝) 14:00〜16:00
※祝日昼間の上映になります
会費500えん(作品資料付き/映画は鑑賞無料)
上映作品
はだかの王様』1965年/監督:高橋典
『イワンのばか』1967年/監督:吉村公三郎
http://d.hatena.ne.jp/tancho/

いよいよ来週に迫った「寺山の巻」!
日比谷図書館にある16mmフィルムの中でも
最大級の謎だった「ニッセイ名作劇場」映画版を、
日比谷休館の報に押されて上映に踏み切ったわけですが、
寺山修司脚色・劇団四季公演のミュージカルを映画化」という情報以外、
ほとんど何もわかりません!おそらく上映前日まで。


映画版の二人の監督さんも実にミステリアス。
片やCM界の巨匠、こなた松竹→近代映協→大映の巨匠と、
どちらも「映像派」という共通点は見出せますが、
はたしてこの二本のフィルムにそれが反映されているかどうか……?
というわけで2月11日14時、乞うご期待!

高橋典【たかはし・てん】
1928年生まれ。日大芸術学部卒業。フリーの助監督として佐分利信監督作品をはじめ『若い獣』(1958)『私は貝になりたい』(1959)などに参加。1960年、石原慎太郎脚本・天知茂主演の新東宝映画『トップ屋を殺せ』で監督デビュー。新東宝倒産後には記録映画『日本残酷物語』(1963)の共同監督も務めるが、以降はTV-CFの演出で活躍。短いカット繋ぎが特徴的な作風で<カットの典>の異名を取り、「リポビタンD/王貞治 スライディング篇」(1965)「デンカハードロック/空中ダンプ」(1977)「サントリートリス/雨と犬」(1981)などで数多くの賞を得る。1984年逝去。
▽リポビタンD/王貞治 スライディング篇
リポビタンD博物館|広告館|大正製薬 リポビタンD
サントリー トリス/雨と犬(企画:仲畑貴志、撮影:宮川一夫!)

吉村公三郎【よしむら・こうざぶろう】
吉村公三郎とは - はてなキーワード
▽『夜の河』予告編(1956/こちらも撮影:宮川一夫!)

夜の河 [DVD]

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