今日からYouTubeで無料配信中。
CGはさすがにすごいですね。
http://www.youtube.com/IDAentertainment
小林源文さんの原作はまだ読んでいないのですが、
漫棚通信さんの「現代版のらくろ」という評*1で
以前から気になってまして、
「かわいい動物が激しい戦争をする」というギャップは、
映像化した場合に「現実の暗喩」としてどう作用するのかなと
期待したんですけど……。
うーん。
なぜか「戦争映画」というより
「戦争ごっこ映画」に見えてしまいました。
笹原和也監督がインタビュー動画で
下記のような発言をされていますが……
■脚本作りについて
「今どきのサバゲーファンやミリタリーファンをつかむためには、現代的な武器を使わないと受けないと感じまして、そこはベトナム戦争から現代戦に、設定をシフトしました」
なるほど。
サバゲーファンやミリタリーファンにとってのリアリティは
申し分ない出来だと思いますが、
一体、現代の「どこ」で行われ、「誰」の視点で描かれた戦争なのか、
「戦争映画」にとっては大切だと思う、
作り手の歴史観がいまひとつ感じられなかったです…。
海外諸国にセールスすることを考えて、
あえて具体的な背景はぼかしたのかも知れませんけど、
そうするとやっぱり「戦争映画」ではなくて、
「サバゲー映画」にとどまるような、もったいない気もしました。
やっぱり原作読んでみます。
Cat Shit One VOL.1 キャット・シット・ワン 1巻 (Web comics)
- 作者: 小林源文
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
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